ライフ・イズ・ビューティフルは、1997年製作のイタリア映画です。
ユダヤ系イタリア人のグイドが愛する人と出会って家族になるまで、そしてその後第二次世界大戦下でユダヤ人迫害にあいながらも精一杯明るく生きようとする姿を描いた物語です。
ライフ・イズ・ビューティフルは、主にイタリア・トスカーナの古都、アレッツォで撮影されています。
アレッツォはフィレンツェから電車で1時間ほどで行くことができ、小さな街にロケ地を含む見どころがぎゅっと凝縮されていますので、フィレンツェから日帰りでめぐることも可能です。
今回は、そんなライフ・イズ・ビューティフルのロケ地を5か所紹介します。
目次
ライフ・イズ・ビューティフルのロケ地・撮影地1「グランデ広場」
撮影されたシーン
アレッツォにやってきた主人公グイドが最初に友人と訪れたり、一目惚れした小学校教師のドーラに再会したりするシーンなど、映画に何度も登場する広場は、グランデ広場です。
このロケ地の見どころ
グランデ広場は、アレッツォに来た誰もが訪れる街の中心的な場所で、全体が傾斜になっているめずらしい広場です。
アレッツォ出身の芸術家、ヴァザーリの名から「ヴァザーリの広場」とも呼ばれており、広場の北側にはヴァザーリの設計によるロッジア宮殿の回廊があります。
ロッジア宮殿の回廊も、グイドとドーラが歩くシーンなどで登場しました。
回廊には現在、人気のレストランやカフェなどが並んでいます。
また、グランデ広場では毎月第一日曜日に骨董市が開かれ、にぎわいを見せます。
場所・アクセス
グランデ広場は、アレッツォの駅から徒歩15分ほどです。
駅の目の前のグイド・モナコ通りを、駅を背にしてまっすぐ進み、突き当たりを右に曲がります。
そして、Bar Stefanoというお店で左に曲がり、コルソ・イタリア通りに入ります。
その後、セテリア通りを右に曲がって少し歩くと左側にグランデ広場があります。
これから紹介する他の4つのロケ地とも近いので、ロケ地めぐりをする際はここを拠点にするとよいかもしれません。
- 住所:Piazza Grande, 52100 Arezzo AR, イタリア
- 最寄駅:アレッツォ駅
- おすすめの行き方:電車、徒歩
ライフ・イズ・ビューティフルのロケ地・撮影地2「バディア広場」
撮影されたシーン
ドーラが勤める小学校前の広場として設定されたのが、バディア広場です。
このロケ地の見どころ
写真の正面が教会、右側がサンテ・フローラ・エ・ルチッラ修道院で、この修道院が小学校の外観として撮影されました。
教会と修道院は13世紀から14世紀に建てられた後、16世紀から17世紀にはロッジア宮殿の設計者、ヴァザーリの設計により再建されました。
小学校の内部は別のところで撮影されたようですが、この教会と修道院の内部は見学可能ですので、ぜひ中の様子も楽しんでみてください。
場所・アクセス
バディア広場は、アレッツォ駅から徒歩10分ほどです。
駅からグイド・モナコ通りを、駅を背にしてまっすぐ進み、突き当たりを左に曲がるとすぐにバディア広場が見えてきます。
次に紹介する、ペトラルカ劇場もすぐ近くにあるので、ぜひ一緒に行ってみてください。
また、グランデ広場からも徒歩7分ほどの距離です。
- 住所:Piazza della Badia, 52100 Arezzo AR, イタリア
- 最寄駅:アレッツォ駅
- おすすめの行き方:電車、徒歩
ライフ・イズ・ビューティフルのロケ地・撮影地3「ペトラルカ劇場」
撮影されたシーン
グイドとドーラが居合わせたオペラ会場がペトラルカ劇場です。
このロケ地の見どころ
ペトラルカ劇場は、アレッツォ出身でイタリア三大詩人の一人、フランチェスコ・ペトラルカから名付けられました。
1833年に完成して以来、現在でもオペラやバレエ、演奏会などが上演されています。
イタリアで劇場と言えばミラノのスカラ座が有名ですが、ペトラルカ劇場の客席もスカラ座と同じようにボックス席が並ぶ豪華な内装となっています。
イベントのチケットを購入しないと中には入れませんが、他のロケ地とも近いので、外観だけでもぜひ見てみてくださいね。
場所・アクセス
ペトラルカ劇場はアレッツォ駅から徒歩10分ほどです。
駅の目の前のグイド・モナコ通りを駅を背にしてまっすぐ進むと到着します。
また、グランデ広場からも徒歩5分ほどですし、バディア広場もすぐ近くにあります。
- 住所:Via Guido Monaco, 12, 52100 Arezzo AR, イタリア
- 営業時間:イベントのスケジュールによる
- 休業日:イベントのスケジュールによる
- 最寄駅:アレッツォ駅
- おすすめの行き方:電車、徒歩
- 公式サイト:ペトラルカ劇場