映画「ピンポン」は、松本大洋の人気漫画を原作として、2002年に窪塚洋介の主演で公開された映画です。
引用:Yahoo映画
この映画は、主人公のペコ(窪塚洋介)と、ペコに憧れて卓球を始めたスマイル(ARATA)、ライバルのアクマ(大倉孝二)やドラゴン(中村獅童)たち卓球に魅せられた高校生たちの熱い青春を描く物語です。
漫画的な表現や、スピード感あふれる卓球の試合シーンなど随所にCGを駆使することで、原作漫画のテンポや迫力をそのままに実写化することに成功しています。
原作漫画は湘南を舞台としていますが、映画では原作の雰囲気に近づけるため、湘南以外にもいろいろな場所がロケ地として使用されています。
今回はそんな映画「ピンポン」の中でも、重要なシーンのロケ地を厳選して紹介します!
目次
ピンポンのロケ地・撮影地1「弁天橋」
撮影されたシーン
物語の冒頭でペコが川に飛び込むシーンが撮影された場所は、「弁天橋」です。
このシーンで名言「I can fly」が生まれました。
このロケ地の見どころ
「弁天橋」は片瀬江ノ島駅から江の島へ向かう際に、誰もが通る場所にあるため、江の島観光の玄関口として広く利用される橋です。
橋の中央には、映画の中でペコたちの後ろに見えた特徴的なオブジェがあるので、ロケ地巡りの際の記念撮影にもおすすめです。
橋を渡ったらすぐに江の島観光案内所がありますので、ロケ地巡りだけでなく観光も思う存分に楽しんできてください!
劇中のペコのように、橋の手すりに立ったり飛び込んだりするのは非常に危険ですので真似しないようにしてくださいね。
場所・アクセス
「弁天橋」は、小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅からすぐの場所にあります。
片瀬江ノ島駅の改札を出たら右前方にすぐ見えてくるはずですので、迷うことはないと思います。
小田急線以外にも、江ノ島電鉄の江ノ島駅からも徒歩で向かえる距離ですので、便利な路線を選んで訪れてみてください。
江の島に向かって架かる橋も江の島弁天橋と呼ばれていますので、間違えないようにご注意ください。
- 住所:〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸13
- 最寄駅:小田急江ノ島線 片瀬江ノ島駅
- おすすめの行き方:片瀬江ノ島駅から徒歩
ピンポンのロケ地・撮影地2「中原卓球場」
撮影されたシーン
ペコたちが昔から馴染みの、タムラ卓球場のロケ地となったのは「中原卓球場」です。
近年、リニューアルされて劇中に出てきた味のある外観は今は見ることができませんが、作品で外せないロケ地のため紹介しています。
このロケ地の見どころ
引用:itot
なかたくの愛称で知られる「中原卓球場」は、昭和37年に創業されて以来、いまなお卓球好きの方々に愛される卓球場です。
エアコン完備の卓球場には6台の卓球台に加えて、自分のフォームを確認するためのムービー撮影施設や、練習用の自動球出しマシーンなど初心者から上級者まで、腕を磨くのにもぴったりの場所となっています。
近隣の方でなくとも、ラケットやシューズなどの貸し出しも行っていますので、映画を見て卓球をやりたくなったらロケ地見学ついでに一汗流してみるのもいいですね!
またロケ地としては映画ピンポン以外にも、ドラマ「恋愛ニート」の撮影も行われていますのでドラマ好きの方にもおすすめの場所となっています。
場所・アクセス
「中原卓球場」は、JR南武線の武蔵中原駅から徒歩8分ほどの場所にあります。
武蔵中原駅の北口を出たら、富士通の川崎工場沿いの道を真っ直ぐ北に向かって進んでいきます。
そのまま富士通の裏門の手前まで行き、そば屋のある細い路地を入り川の手前まで進むと「中原卓球場」に到着です。
- 住所:〒211-0053 神奈川県川崎市中原区上小田中6丁目49−8
- 営業時間:10:00~23:00
- 休業日:不定休
- 最寄駅:JR南武線 武蔵中原駅
- おすすめの行き方:武蔵中原駅から徒歩
- 公式サイト:なかたく
ピンポンのロケ地・撮影地3「諏訪神社」
撮影されたシーン
子供の頃いじめられていたスマイルをペコが助けた神社は、「諏訪神社」の下社、ペコがオババ(夏木マリ)の特訓を受けた階段は、「諏訪神社」の上社が、それぞれロケ地となりました。
このロケ地の見どころ
引用:トリップアドバイザー
江の島の近くに西暦723年に建立された「諏訪神社」は、下社と上社の2つの境内を持ち、その両方が映画ピンポンに登場しています。
この神社は、全国に25,000もの分社がある長野県の諏訪大社から地方へ分霊された最古のもので、かつては江の島周辺には湖があり諏訪湖に近い風景だったことからこの場所が選ばれたとされています。
周辺の人気観光地と比べて、普段はあまり人の多くない神社ですが、毎年8月の終わりに行われる例祭では多くの露天が立ち並び、夏の終わりを惜しむ人々の姿でいっぱいになります。
ロケ地見学は夏祭りの時期にすれば、江の島の海と一緒に楽しむことができるのでおすすめですよ。
下社と上社の間は200mほどしか離れていませんので、ぜひ両方の神社を訪れてみてくださいね。
場所・アクセス
「諏訪神社」の上社と下社を両方訪れるならば、江ノ島電鉄の湘南海岸公園駅から徒歩で向かうのが便利です。
湘南海岸公園駅の鎌倉方面出口を出たら、まっすぐ江ノ電沿いを進んでいき、国道467号を目指してください。
国道467号を北に向かって進めば、ガソリンスタンドのすぐ隣りに「諏訪神社」の鳥居があるので、そちらをくぐって進んでいけば下社に到着です。
下社から上社へは、下社の境内を出てから左に進んで行けば200mほどの場所にあります。
ペコがトレーニングに使った長い階段がありますので、軽い運動のつもりで訪れてみてください。
- 住所:〒251-0032 神奈川県藤沢市片瀬2丁目21−16(下社), 2丁目19-26(上社)
- 最寄駅:江ノ島電鉄 湘南海岸公園駅
- おすすめの行き方:湘南海岸公園駅から徒歩
- 公式サイト:片瀬諏訪神社
ピンポンのロケ地・撮影地4「七里ヶ浜」
撮影されたシーン
卓球部顧問の小泉(竹中直人)に罵倒されたスマイルとペコが、部活を抜け出して歩いていた海岸のシーンは、「七里ヶ浜」でロケが行われました。
このロケ地の見どころ
引用:日本旅マガジン
鎌倉市の南西部、相模湾に面した「七里ヶ浜」は、日本の渚100選に選ばれる有名な海岸です。
海水浴場としても大人気の場所ですが、他の海岸にはないポイントは、江の島と富士山を一望できる七里ヶ浜ならではの景観が広がっていることです。
この海岸から見る絶景は、テレビなどでもよく紹介されますが、珍しいところでは歌川広重の「冨士三十六景」のうちの一景にも描かれていますので、誰もが一度は目にしたことがあるかもしれません。
海岸から眺める景色のほかに、海岸を離れて坂を上った場所から海を眺める景色も有名で、七里ヶ浜から鎌倉高校にまでの坂道では、アニメ「スラムダンク」のオープニングで使われた有名なシーンや、七里ヶ浜高校の横の七高通りでは、ゆずのデビュー曲「夏色」のミュージックビデオの撮影が行われています。
引用:まっぷるトラベルガイド
ドラマや映画の撮影も、七里ヶ浜の周辺ではいろいろな場所で行われていますので、海岸だけでなく周囲の散策も楽しんでみてくださいね!
場所・アクセス
「七里ヶ浜」は、東西に長く延びる海岸のため、江ノ島電鉄の鎌倉高校前駅や七里ヶ浜駅を利用すればどちらからでも、徒歩ですぐに行けます。
駅を出たら目の前に海岸が広がっているので、迷うことはないと思います。
また、移動に利用する江ノ島電鉄の内部も、ピンポンのロケ地として使用されていますので移動中も電車の中や窓から見える風景などロケ地巡りとして楽しむことができます。
- 住所:〒248-0033 腰越1丁目1
- 最寄駅:江ノ島電鉄 鎌倉高校前駅、七里ヶ浜駅
- おすすめの行き方:鎌倉高校前駅から徒歩
ピンポンのロケ地・撮影地5「水海道総合体育館」
撮影されたシーン
ペコやスマイル、アクマたちが参加した高校総体の予選のシーンは、「水海道総合体育館」で撮影が行われました。
大迫力の卓球シーンが見どころです!
このロケ地の見どころ
引用:itot
「水海道総合体育館」は、茨城県常総市のきぬ総合公園の中にある運動施設です。
館内には映画のロケでも使用された、640席の観覧席をほこるメイン競技場や、有酸素運動やウェイトトレーニングを行うことができるトレーニング室、バレーボールやバドミントンに使用される副競技場などがあります。
常総市民の方であれば格安で利用が可能ですが、市外の方も割増料金にはなりますが利用が可能ですので、ロケ地見学ついでにトレーニング室などで汗を流してみるのもいいですね。
また、きぬ総合公園の隣には隠れた名門と呼ばれる水海道ゴルフクラブもありますので、ゴルフがお好きな方は、こちらも訪れてみるのもいかがでしょうか。
場所・アクセス
「水海道総合体育館」は、最寄りの小谷原バス停からは徒歩で20分ほどと、少し歩く必要があります。
小谷原バス停は、水海道駅から岩井バスターミナル行きのバスに乗って、1つ目のバス停です。
バスを降りたら進行方向にそのまま進んで、県道58号に入ったらしばらく歩いていけば「水海道総合体育館」があるきぬ総合公園の入り口につきます。
また水海道駅からタクシーを使っても10分ほどで行くことができるので、歩くのは大変だと感じる場合はタクシー利用もおすすめです。
- 住所:〒303-0042 茨城県常総市坂手町3552
- 営業時間:8:30~22:00
- 休業日:月曜日
- 最寄駅:関東鉄道常総線 水海道駅
- おすすめの行き方:水海道駅からタクシー
- 公式サイト:水海道総合体育館
ピンポンのロケ地・撮影地6「よみうりランド」
撮影されたシーン
小泉がスマイルに、自身の過去を話すシーンは「よみうりランド」でロケが行われました。
このロケ地の見どころ
引用:aumo
「よみうりランド」は、開園から50年以上の歴史を持ち、都心から1時間以内で行ける便利なアクセスもあいまって東京や神奈川の人たちから身近な場所として親しまれる老舗の遊園地です。
園内には40以上にもおよぶ豊富なアトラクションがあり、人気のジェットコースター・バンデッドや、日本初の立ち乗りジェットコースター・MOMOnGAなど、絶叫系が平気な方にはぜひ乗っていただきたいオススメのものがいっぱいです!
また、歴史ある遊園地でありながら、イルミネーションやプールなどの季節に合わせたイベントや、流行りものを取り入れたイベントも数多く行われていたりして、何度訪れても飽きさせない工夫いっぱいです。
「ピンポン」では男2人でのシーンが撮影されましたが、よみうりランドでは普段はデートシーンでの利用が多い定番ロケ地となっています。
ドラマ「リモラブ」や「時をかける少女」などの多くのドラマで使用されていますので、シンボルの観覧車をはじめ、園内のいろいろな場所で見覚えある風景に出会えるかもしれませんね。
場所・アクセス
「よみうりランド」は、京王相模原線のよみうりランド駅が最寄り駅です。
よみうりランド駅からは、専用のゴンドラ「スカイシャトル」に乗ることでよみうりランドの入口まで連れて行ってくれます。
よみうりランド駅までは、新宿方面からであれば京王線で調布駅まで行き、調布駅で相模原線に乗り換えれば20分強での到着です。
小田急線を使用される場合も、読売ランド前駅がありますが、そこからはバス利用が必要で10分ほどかかりますのでご注意ください。
- 住所:〒206-8566 東京都稲城市矢野口4015−1
- 営業時間:9:00~20:00
- 休業日:不定休
- 最寄駅:京王相模原線 よみうりランド駅
- おすすめの行き方:よみうりランド駅から徒歩
- 公式サイト:よみうりランド
ピンポンをご覧になりたい方へ
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関連外部リンク
ピンポンのロケ地・撮影地についてのまとめ
近年の卓球界は国際大会やプロリーグの開催、個性豊かな選手たちの台頭などがあり、今までにない盛り上がりを見せています。
いまから20年前に公開された映画「ピンポン」は、そんな卓球界の盛り上がりに一役買った作品と言っても過言ではありません。
オリンピックなどのレベルの高い試合を見て、卓球に興味を持った方はぜひ映画「ピンポン」も見直してみてください。
そして映画の視聴後は、ロケ地巡りも行ってみてくださいね!
卓球にまつわる場所から、観光地としておすすめの場所まで、いろいろなロケ地があるためきっと楽しい旅になるはずです。