2020年に放送された「東京ラブストーリー」は、織田裕二と鈴木保奈美の共演で平成3年に放送されて社会現象を巻き起こした大ヒットドラマのリメイク作品です。
平成版の「東京ラブストーリー」は視聴率30%を越え、月9人気を不動のものとした伝説的作品でした。
引用:フジテレビ
本作は、愛媛から上京し広告代理店に務める永尾完治(伊藤健太郎)と、生粋の東京人で自由気ままに生きる赤名リカ(石橋静河)、完治の高校の同級生である三上健一(清原翔)と関口さとみ(石井杏奈)たちが令和の東京を舞台として織りなすラブストーリーです。
平成版の「東京ラブストーリー」は、携帯電話やSNSが普及していなかった時代ならではのすれ違いから生まれる切なさが特徴の作品ですが、令和版では現代の社会背景に合わせた異なるアプローチですれ違いを表すことで、物語の大筋はそのままに全く新しい「東京ラブストーリー」が作り上げられています。
今回は、そんな令和版の「東京ラブストーリー」で使用された重要なロケ地を厳選して8ヶ所紹介します!
目次
東京ラブストーリーのロケ地・撮影地1「行幸通り」
撮影されたシーン
引用:ELLE
完治とリカの2人が初めての飲み会帰りに通った道や、後に2人の別れの場所としても使用されたのは、「行幸通り」がロケ地になりました。
平成版から引き継がれた名言「カンチ、キスしよっか」が聞かれるのもこの場所です。
このロケ地の見どころ
引用:千代田区観光協会
「行幸通り」は、皇居から東京駅の丸の内中央口を結ぶ大通りです。
行幸とは、天皇陛下の外出行為のことであり、天皇陛下が東京駅に移動する際に利用されることからその名前がつけられました。
そんな「行幸通り」は、東京駅を正面から眺めることができる絶好の写真撮影スポットとして観光客からも人気の場所です。
中央の石畳の両脇には東京都の都木でもある銀杏並木が整備されており、夏は緑にあふれ、秋には美しい紅葉が見ごろとなり、冬になればイルミネーションが輝きます。
季節ごとに異なる一面を楽しむことができますので、お好みの時期に訪れてみてください。
また、ドラマや映画などで東京駅が登場する場面では、よく撮影地として使用される場所ですので、ロケ地巡りの目的地としても見逃せない場所ですよ!
場所・アクセス
「行幸通り」は東京駅の丸の内口から、皇居方面に向かってすぐの場所になります。
丸の内中央口が最も距離が近くなっていますが、目の前に大きな道路があり地上からの訪問は回り道が必要になるため、地下を通って行くのがおすすめです。
丸の内の地下改札から地下を移動した場合はM4やM5、M7出口で地上に上がれば目の前が「行幸通り」となります。
- 住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目2
- 最寄駅:JR東京駅
- おすすめの行き方:東京駅から徒歩
- 公式サイト:千代田区観光協会
東京ラブストーリーのロケ地・撮影地2「下総屋食堂」
撮影されたシーン
完治とリカが行きつけの定食屋のロケ地は、「下総屋食堂」です。
何気ない日常シーンですが、ドラマの中ではたびたび登場した大切なロケ地です。
このロケ地の見どころ
引用:URBAN LIFE METRO
「下総屋食堂」は、両国国技館のほど近くにある食堂です。
昭和7年に創業して以来、戦争や震災など数多の困難をくぐり抜け、今なお創業当時の雰囲気を残しています。。
まるで昭和の時代で時が止まったかのような雰囲気のある店内は、ロケ地として定番となっていて、「闇金ウシジマくん」や「ルパンの娘」など映画化までされた人気ドラマをはじめとした多くの作品で使用されています。
ロケ地巡りの際は、いろいろな俳優さんも味わったであろう「下総屋食堂」の、どこか懐かしさを感じるメニューの数々を楽しんでみてくださいね!
場所・アクセス
「下総屋食堂」は、JRの両国駅から徒歩で行くことができます。
両国駅の西口を出たら目の前の国技館通りを、右に向かって進んでいきます。
両国国技館を通り過ぎた先の、両国国技館北交差点で右に曲がればすぐに「下総屋食堂」に到着です。
- 住所:〒130-0015 東京都墨田区横網1丁目12
- 営業時間:9:30~18:00
- 休業日:日曜日
- 最寄駅:JR両国駅
- おすすめの行き方:両国駅から徒歩
東京ラブストーリーのロケ地・撮影地3「BANFF」
撮影されたシーン
飲み会帰りのバスの中でさとみに告白した完治が、保留されていた告白の返事を聞いた喫茶店は、「BANFF」がロケ地になりました。
このロケ地の見どころ
引用:食べログ
「BANFF」は、東京都練馬区大泉学園にある老舗の喫茶店です。
昭和の時代の喫茶店を思い起こさせるような雰囲気ある店内では、コーヒーや紅茶、軽食など喫茶店の定番メニューを楽しむことができます。
かつては、あの西城秀樹も絶賛したと言われる絶品カレーが人気を博していましたが、残念ながら現在はメニューから無くなってしまっています。
そんな「BANFF」は、ロケ地として定番の場所として知られており、ドラマ「レンアイ漫画家」や「相棒シリーズ」などを始めとした数多くの作品に登場しています。
また、隣接するバッティングセンターもドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」などのロケ地として使用されていますので、ロケ地巡りの際には併せての訪問がおすすめですよ!
場所・アクセス
「BANFF」は駅からは距離がありますが、近くにバス停がありますのでバスを利用しての訪問が便利です。
バスは最寄り駅の大泉学園駅から泉30系統で10分ほどの、坂下バス停まで乗車してください。
下車後は、バスの進行方向に向かって歩いていけば左手にバッティングセンターが見えてきます。
「喫茶バンフ」は、バッティングセンターの奥側にあります。
- 住所:〒178-0061 東京都練馬区大泉学園町3丁目19−13
- 営業時間:11:00~17:00
- 休業日:水曜、木曜、日曜
- 最寄駅:西武池袋線 大泉学園駅
- おすすめの行き方:大泉学園駅からバス乗車 坂下バス停で下車して徒歩
東京ラブストーリーのロケ地・撮影地4「芝公園」
撮影されたシーン
第1話で三上がさとみのことをハグするシーンなど、複数のシーンで使われた、バックに見える東京タワーが印象的な公園のロケ地は、「芝公園」です。
平成版の東京ラブストーリーでも印象的なシーンで多数使用された場所です。
このロケ地の見どころ
引用:ホームズ
「芝公園」は、日本で最も古い公園の1つと言われるほど歴史のある都市公園です。
広い敷地内には様々な植物が咲き誇っていて、特にお花見や紅葉シーズンではたくさんの人たちでにぎわっています。
東京の都心にありながら緑に囲まれた開放的な空間と東京タワーを間近に眺めることができる、この場所だけの特別なロケーションは、ドラマや映画の撮影地として有名で、「東京ラブストーリー」以外にも数多くの人気ドラマに使用されています。
また、この公園の周囲には「東京タワー」をはじめとして、「増上寺」や「愛宕神社」などロケ地巡りの目的地としても、観光地としても外すことができない名所も多くあります。
ぜひ「芝公園」に足を運ぶ際には時間に十分余裕を持って、周辺散策も楽しんでみてくださいね。
場所・アクセス
「芝公園」は、都営地下鉄三田線の芝公園駅からすぐの場所にあります。
芝公園駅のA4出口は芝公園の敷地からすぐ横に出ることができます。
またJRの浜松町駅からでも徒歩で行ける距離にありますので、JR利用が便利な方は、浜松町駅からの訪問も検討してみてくださいね。
- 住所:〒105-0011 東京都港区芝公園4丁目10−17
- 営業時間:24時間営業
- 休業日:無休
- 最寄駅:都営地下鉄三田線 芝公園駅
- おすすめの行き方:芝公園駅から徒歩
- 公式サイト:東京都交通局