映画「キングダム(KINGDOM)」は2019年に公開され、興行収入57億3000万円を記録、2019年の実写邦画第1位の大ヒットとなった映画です。
すでに続編の製作も決定していて、続編を楽しみにしている方も多いことでしょう。
(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会
「キングダム」は、漫画家の原泰久氏による人気漫画を実写映画化したもの。
物語は、500年以上も動乱が続いた春秋戦国時代の中国大陸で、奴隷として雇われていた少年・信(山崎賢人)が天下の大将軍になるまでを描いています。
実写化が難しいと言われていましたが、中国での20日間にわたるロケを行い、広大な草原や無数の兵馬など日本での撮影では考えられない圧倒的なスケールで製作されました。
原作を見事に忠実に表現していましたね。
そして、キャスト陣も豪華で、
- 主演の信(山崎賢人)
- 秦国の若き王・嬴政(吉沢亮)
- 山の美しき王・楊端和(長澤まさみ)
- 信とともに行動する河了貂(橋本環奈)
- 嬴政の異母弟・成きょう(本郷奏多)
- 秦国の大臣・昌文君(高嶋政宏)
- 秦国の六大将軍・王騎(大沢たかお)
- 王騎の副官・騰(要潤)
などが演じています。
キャストや衣装も細部までこだわり抜いた「キングダム」ですが、撮影は中国だけでなく、国内でも行われていました。
そこで今回は、映画「キングダム」の撮影地・ロケ地に使われた場所とその詳しいアクセスをまとめて紹介します。
映画を観るだけでなく、ぜひその撮影地を訪れてみてください。
目次
キングダムのロケ地・撮影地1「中国浙江省の象山影視城」
撮影されたシーン
引用:映画.com
キングダムで一番盛り上がったであろうクライマックスである戦闘シーンは、中国で撮影されました。
成きょう反乱を止めるべく王宮に入りこむ楊端和(山の王)や嬴政、信たち。
最後の王宮での戦闘は、とても壮大で最高のシーンでしたね。
ちなみに、中国では20日間にわたり撮影をしていたそうです。
最後の戦闘シーンだけでも、4日間にわたってスタッフ700人、兵士役のエキストラ1万人が参加して撮影するというものになりました。
スケールが大きすぎますが、漫画の世界観を忠実に再現できていて、本当に鳥肌が立つ素晴らしいシーンになっていましたね。
このロケ地の見どころ
秦国の王都・咸陽宮が撮影されたのは、中国の映画村とされている「象山影視城」というところです。
象山影視城は、主に歴史時代劇に適した中国の街並みや建造物のセットが組まれています。
一般向けの観光地としても公開されているため、実際に中に入ることができます。
また、様々なエリアに分かれていて、撮影が行われていないエリアは自由に散策でき、大道芸のパフォーマンスや、屋台、茶店などがあります。
場所・アクセス
「象山影視城」は、上海よりもう少し南に位置していて、実際に訪れるとなると車で約4時間くらいかかる距離にあります。
上海からですと、「S19沿海高速」という有料道路というか高速道路に入って南下し、「507县道/大下线」方面の出口で「S19沿海高速」から出ます。
そして、「象山影視城」まで「507县道/大下线」という道路を進みますと、左側に「象山影視城」が見えてきます。
- 住所:Xinqiaozhen, Xiangshan, Ningbo, Zhejiang, 中国
- 営業時間
- 05/01-10/12 営業 08:30-16:30
- 10/13-04/30 営業 08:30-16:00
- おすすめの行き方:車
キングダムのロケ地・撮影地2「静岡県裾野市須山十里木」
撮影されたシーン
2つ目に紹介するロケ地は、漂と信が暮らしていた「里典」の家です。
天下の大将軍になることを夢見ていながらも、奴隷という身分だった漂と信。
そんな2人が暮らしていた場所が静岡県の裾野市にあります。
このロケ地の見どころ
実際に訪れてみると、富士山がとてもよく見えます。
ただ、キングダムの舞台は中国ですので、劇中では富士山は消されていましたね。
また、普段は立ち入り禁止エリアなようですので、実際に里典の家があった場所までは行けないかもしれません。
ただ、キングダムが映画館で公開されたタイミングで、このロケ地を実際に公開するというイベントがあったらしいです。
今は分かりませんが、続編が公開されたらまた何かしらのイベントをやってほしいですね。
場所・アクセス
この場所は、富士山の麓にある「富士サファリパーク」の近くにあります。
東京からでも車で2時間かからない場所です。
富士サファリパークに向かって「国道469号/県道24号」を進み、「南富士エバーグリーンライン」という有料道路か、その1本前の道路に入って約1kmほど進んだところがロケ地になります。
- 住所:〒410-1231 静岡県裾野市須山2255−39
- 最寄駅:富士岡駅、岩波駅
- おすすめの行き方:車
キングダムのロケ地・撮影地3「熊本県阿蘇市の夢☆大地グリーンバレー」
撮影されたシーン
ここは、漂と信が天下の大将軍になるために剣術の練習をするシーンで使われました。
林の中で2人で剣を振って成長していく様子が劇中でも放映されていましたよね。
引用:映画.com
また、漂と信の剣術の練習中に偶然通りかかる昌文君たちが乗っていた馬も、「夢☆大地グリーンバレー」にいる馬も借りたそうです。
このロケ地の見どころ
この場所は、熊本県阿蘇市の山奥にあります。
山が広がっているところにあるため、撮影場所としてはぴったりな場所と言えます。
また、実際に乗馬体験もできます。
運が良ければ、昌文君たちが乗っていた馬に乗れるかもしれませんね。
場所・アクセス
「夢☆大地グリーンバレー」へは熊本市街からですと、「旧57号線/県道231号/県道337号」から「ミルクロード/県道339号」に入って約20kmほど進みます。
そして、「ミルクロード/県道339号」から「ミルクロード/県道12号/県道45号」に入り、5kmほど進むと左側に「夢☆大地グリーンバレー」が見えます。
熊本市からなら車で1時間半弱で行くことができますが、実際に訪れるとなると、山道が続くのでけっこう大変かもしれません。
- 住所:〒869-2305 熊本県阿蘇市湯浦1674−18
- 営業時間:AM9:00~日没
- 休業日:不定休(原則的に連休後です。その都度お問い合わせください。)
- 最寄駅:阿蘇駅
- おすすめの行き方:車
- 公式サイト:夢☆大地グリーンバレー
キングダムのロケ地・撮影地4「栃木県宇都宮市の若山農場」
撮影されたシーン
引用:映画.com
この竹林では、刺客のムタと信が戦うシーンが撮影されました。
竹林の中での戦闘、しかもムタは毒矢を武器とするため信はかなり苦戦していましたね。
ただ、戦闘中に嬴政に声をかけられたことで、信は迷いや恐怖が消えてムタになんとか勝利することができました。
このロケ地の見どころ
ここは、「若竹の杜」という栃木県宇都宮市にある若山農場の中にある場所です。
撮影に使われた竹林へ実際に訪れ、信とムタが戦うシーンの雰囲気を味わうことができます。
また、この場所はキングダムだけでなく、他の様々なロケでも使われているそうです。
例えば「るろうに剣心」の実写映画の撮影にも使われたみたいですよ。
場所・アクセス
「若竹の杜」は宇都宮ICの近くにあるため、車の方が行きやすいでしょう。
宇都宮ICを出たら「国道119号」を少し進むと、5分ほどで「若竹の杜」に着きます。
東京からなら1時間半くらいで行くことができますよ。
- 住所:〒320-0075 栃木県宇都宮市宝木本町2018
- 営業時間
- 平日9:00~17:00(最終受付16:30)
- 【3月~5月】土日祝:9:00~20:00(最終受付19:30)
- 【6月~8月】土日祝:9:00~21:00(最終受付20:30)
- 【9月~11月】土日祝:9:00~20:00(最終受付19:30)
- 【12月~2月】土日祝:9:00~19:00(最終受付18:30)
- 最寄駅:宇都宮駅
- おすすめの行き方:車、電車&バス
- 公式サイト:若竹の杜 若山農場